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鬼門を考える

お客様とリフォーム打合せを重ね…

ようやく出来上がった間取りを

伊東市内の有名なご住職様に確認してもらうとのこと

 

家相をお気にされてNGなポイントは事前にお聞きして作図して参りましたが…

結果はいかがなものになるのでしょうか

 

家相や風水をお気になさるお客様に巡り合うことは多々あります

 

施主様が気になることなのであればなるべくご希望を具現化してあげたいと思いますが

多くのケースで…

『そこまで気にし過ぎてしまうと陽当たりや風通しなど宜しくないのでは』

ということに陥りやすい傾向でもあると言えると思います

 

今日は家相で最もメジャーで基本的な鬼門について少しお話しします

 

鬼門とは対極と言われる家の中心からみて北東の方角…

その反対の南西の方角を裏鬼門と言います

 

鬼という字があるように

鬼が出入りするとされる不吉な方角を意味しています

 

家相ではその方位に玄関や窓…トイレなどの水廻りを作ると

家の中に悪いことが起きるとされています

 

なぜ北東と南西なのか!

 

その起源は古代中国の情勢と地形なのです

 

当時の中国の都の北東と南西には強大な敵がいて

南西からは強風が吹いてくる状況だったそうです

 

つまり鬼門は外敵と強風がやってくる方角だから

そこには開口部や水廻りを作らないようにしたのが始まりのようです

 

それに昔の家の性能面から鬼門と裏鬼門の方角がマッチングしてしまったそうですよ

 

家の北東に水廻りがあると

衛生面でも今ほどよくない家ではジメジメして

そこから疫病が発生し住んでいる人が不幸になる…

 

南西に台所を作ると冷蔵庫のない時代に食べ物がすぐ腐ってしまう…

 

今ほど医療が進んでいなかった時代ならば

病気=死が身近だったでしょうし

貴重な食材を長期保存しながら暮らしていたのでしょう

 

諸説のひとつかもしれませんが

江戸時代には鬼をも恐れぬ家康が恐れた方角が北東…

北には奥州藤原家という強大な敵がいました

 

古代中国の事情と日本の事情がマッチングしてしまったようですね

 

現代の家づくりではいかがでしょうか

 

鬼門を外して玄関を作るくらいならば比較的容易い事ですが

家相を遵守するあまり無駄な廊下ができたり

最も長く過ごすリビングの窓が2面だけになってしまったり

 

私見で大変恐縮ですが…

家相に合わせることをメインにすると使い勝手の悪い変な家に

なってしまい残念な気持ちになってしまうことがあります

 

家相の元をたどれば!

そこで暮らす人や家族が幸せになるためのもの

 

玄関だけは鬼門を避けるなど…

ある程度は家相に配慮したり

おじいちゃんおばあちゃんのいうことに耳を傾けるのは結構ですが

それにとらわれ過ぎず過ごし易い家づくり

 

これをいちばんにお考えになるのが宜しいかと思います

 

家相を気にする心理状態はズバリ不安な心理状態です

家を建てることや増改築は邪気を払うおめでたい事でもあるのです

 

不安対策に偏り過ぎず陽当たりと風通しの2つの基本を

最優先するのが良いのではないでしょうか

 

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