日銀の追加利上げを受け…
銀行で短期プライムレートの引き上げが相次いでいます
短期プライムレートは多くの銀行が
変動金利型住宅ローンの基準金利指標にしており
大手都市銀行でも今年4月から基準金利の引き上げを発表しています
地方銀行でも同様な事態になっていくのは間違いないですね…
さかのぼれば…
1999年(平成11年)からいわゆるゼロ金利政策が実施されていました
今から26年前です…
住宅ローンを組む時に固定金利か変動金利か…
変動固定ミックス型なども途中からラインナップされていましたが
どちらが良いのかは一般のお客様だけでなく
プロでも予測は大変難しいです
結果的には!
26年近く低金利の時期が続いたので
この期間では固定金利よりも変動金利を選択した方が正解となるのかもしれません
中間コストを抑え超低金利をセールスポイントにしてきた
ネット系住宅ローンで25年完済でお借入なさった方が
金利だけで言えば最もお得な借り方をなさったことになります
しかしお考えも価値観もさまざまなので
ご自身が納得した返済計画が成立しているのならば
それを正解としても良いのではないかと思います
変動金利型住宅ローンを現在返済中の方々は
金利の上昇にともない…
繰り上げ返済をした方が良いのか???
そうお考えになる方も多いと思います
繰り上げ返済は多くの方がご存じですが大技です!
100万円単位で返済期間を短縮したり月々の返済額を減額したりするわけですが
メリットもデメリットもあります
今回はデメリットをひとつご紹介いたします
5年ルールを適用している方が返済額は安いままになることもある!
この点が最も注意するポイントです
変動金利型でローンを組まれたときに…
今後金利上昇局面が発生しても5年間は今の金利が続き…
5年後に金利変動すると認識なさっている方が多いはずです
変動金利型住宅ローンの繰上返済を行うと
その時点での金利で返済額が再計算されますから
期間短縮を目的にしても毎月返済額の減額を目的にしても
毎月の返済額が減らない…もしくは増加する可能性もあります!
なぜ繰り上げ返済を考えるか!
少しでも余計な金利を節約するため…
少しでも毎月の返済をラクにしたい…
少しでも早くローン返済を終えたい…
概ねこの理由…目的でお考えになると思いますが
金利上昇分がその目的を打ち消してしまうこともあり得ますので
繰り上げ返済をお考えの場合には
金融機関に十分ご確認すべきだと思います
家は暮らしをつくるひとつのピースです
描いたご自身のライフプランを実現する後押しとして
住宅ローンの活用は多くの方がしています
ひとそれぞれのベストは異なりますので
ご自身が何をどうしたいのか!
繰り上げ返済が求める目的になるのか否か…
十分なご検討を!
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