登り窯・日下部窯
昨日一般公開していた伊東市川奈の日下部窯さんの登り窯の火入れを見学してきました。
作品の準備も大変のようですが
この登り窯の火入れの準備が大変のようです。
窯の温度は約1200度!
窯の左右にある炊き口から5~6分に1回薪を入れて温度を維持します。
薪をいれると上の煙抜き?から黒い煙(薪が燃え始めの状態)が上がり実は温度が下がります。
そしていれた薪がしっかり燃え始めると上から上がる煙も白い煙にかわり窯の中の温度も上がります。
温度上昇が止まり安定するとまた薪を入れる。
その繰り返しを3日間続けながら焼き上げます。
その後4日間窯を冷まして窯焼きを終了するそうです。
3日間でものすごい量の薪を使ってしまうのでその薪を準備して乾燥させるだけでもものすごく大変な作業のようです。
すでに窯小屋に運び入れた薪はほとんど使い切り補充を運び込む作業をこれからされるとのことです。
今回のこの窯焼きのためには3年の準備がかかったそうです。
次も三年準備がかかることが予想されますが窯元の日下部さんがご高齢のこともあり今回が最後になるかもというお話を聞きました。
3年後にもう一度見せていただきたいですね。
作成日:2019年11月10日
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