膝痛!運動OK?(中・高年の筋力向上物語)
2017年11月11日
膝が痛くても運動は大丈夫なの?
筋力トレーニングのお客様からの質問です。
お客様:
病院で変形性膝関節症と診断されました。
少し痛みがありますが、運動しても大丈夫ですか?
トレーナー:
まずは、病院の先生に相談しましょう。
激しい痛みがなければ、やはり適度な運動は必要です。
無理はしないようにしましょう。
膝の軟骨がすり減って、痛みが出る病気を膝関節症といいます。
膝が痛むのは、軟骨がすり減ったためだけではなく、関節の周りを袋のように覆う関節包や周囲の軟部組織も関係しています。
これらが硬くなって痛みが出て、曲げ伸ばしが辛くなります。
病院では、消炎鎮痛剤や湿布、関節注射などの治療を行いますが、最も重要なのはやっぱり運動です。
代表的な運動は、椅子に座った状態で脚を伸ばす運動です。
レックエクステンションといいます。
大腿四頭筋のトレーニングですね。
以前は、スクワットのような運動は、膝に負担がかかるのでやらない方がいいと言われていましたが、最近では膝に体重がかかる運動も、膝周辺の筋力を鍛え、血行を良くし、膝の安定のために行っています。
「膝が痛いので歩かない」・「膝の軟骨がすり減っているから筋力トレーニングはしない」」は、過去のお話です。
大腿四頭筋の筋力トレーニングやスクワット、ストレッチで膝を動かし、関節包などを柔らかく血行を良くすることが大切です。