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Vol.43 リストランテ ラ・ヴィータ・エ・ベッラ伊豆高原 シェフ横山真也 さん

Vol.43 リストランテ ラ・ヴィータ・エ・ベッラ伊豆高原 シェフ 横山 真也 さん
片瀬の民宿に生まれ、将来は観光業に身をおく事を感じながら育ちました。東京の大学に進学し、料理人として目覚めたのは、銀座のお店からでした。25歳で地元に戻り、会員制リゾートホテルを経て、31歳の時、伊豆高原ミッシェルガーデンコートに来ました。現在37歳。『食材の前では紳士であれ!』という当館料理顧問の言葉を胸に、対価に相応しい料理を提供できるよう、食材と真剣に向き合う日々です。そして、多くのお客様に足を運んでいただけるよう、スタッフたちの意見を生かした商品を企画しています。機会があれば地域交流イベントにも参加していきたいと考えています。


趣味はバイクツーリング。愛車の「ドラッグスター」に乗り、肌で伊豆を感じています。誰よりも伊豆を知り、愛していきたいと思っています。

リストランテ ラ・ヴィータ・エ・ベッラ伊豆高原

リストランテ ラ・ヴィータ・エ・ベッラ伊豆高原
教会や美術館を有するステンドグラスに囲まれた本格マナーハウスの中にあり、結婚式や披露宴会場としても人気の高いイタリアンレストランです。

リストランテ ラ・ヴィータ・エ・ベッラ伊豆高原の詳細はこちら

ワンポイントアドバイス トマトの冷製カッペリーニ

ワンポイントアドバイス トマトの冷製カッペリーニ
トマトをざく切りにし、ちぎったバジルとつぶしたニンニクを加え、塩とオリーブオイルで味を調えます。カッペリーニは、1ℓに対し10gの塩を入れたお湯で茹でます。茹で上がったカッペリーニを氷に落としてよく冷やします。最初に作っておいたトマトと良く和えたら出来上がりです。

ワンポイントアドバイス
カッペリーニは、表示時間より30秒間長く茹でてください。これからの時期、カッペリーニの代わりにそうめんでもおすすめです。

材料
・トマト 大1ヶ
 (フルーツトマトなら2ヶ一層美味しくなります)
・カッペリーニ 60g
・バジル 1枚
・ニンニク 1片
・オリーブオイル 適量
・塩 適量

Vol.41 昭和倶楽部 板長 鈴木誠さん

昭和倶楽部 板長 鈴木誠さん
横浜で生まれ、沼津で育ちました。最初は調理師会の会長宅に住み込みで修行の日々を過ごしました。幾つかの伊豆の老舗旅館で修行を積み、31歳で湯河原温泉の旅館の板長を任され、多い時には数名の若手の板前の育成をしながら、板場を仕切らせていただきました。
昭和倶楽部の板長に就任したのは2年前。自分自身の目でお客様のお食事のスピードや、顔色を見ながら常に出来立てのお料理を提供できるのが、昭和倶楽部ならではのおもてなし。温かい料理を最高のタイミングでお客様に提供する事をとても大切にしてます。なるべく地物の食材を使用し、味でも伊豆を楽しんで頂くことに力を注いでおります。料理はシンプルがモットー。工夫のし過ぎは禁物。基本となる味がしっかりしていればいい味になります。食前酒は自家製で、季節の果物を約3か月から6か月掛けて熟成させて提供してます。
日本の四季を舌でも感じてもらいたいと常に意識しております。また、お料理ではありませんが、3月末に当館のお風呂もリニューアル予定。当館のお風呂は、海水の混じった効能豊かな天然温泉。
お食事と共に自慢のお風呂も満喫していただければと思います。また、花火大会の日には当館屋上より熱海の豪華花火も楽しめます。皆様のお越しを心待ちにしております。

昭和倶楽部

昭和倶楽部
くつろぎのある場所。
特別な日に、ゆっくりときを味わいながら
いつもと違う過ごし方で贅をたしなむ。
贅沢な1日そして贅沢な食事で
最高のもてなしをご堪能ください。

『昭和倶楽部』の詳細はこちら

ワンポイントアドバイス 炊込みご飯の要は出汁!

ワンポイントアドバイス 炊込みご飯の要は出汁!
出汁は昆布とカツオがおすすめ。昆布を水から入れ火にかけ約80℃ぐらいになると昆布が水面に上げってきますので昆布を取り出します。その後沸騰したらたっぷりの鰹節を入れます。家庭で使っている鰹節なら10分程アクをとりながら煮だした方がよいでしょう。昆布とカツオの旨みと風味を引き出すことができていればいつも安定した味付けになります。

VOl.39 リストランテ ボッカデラベルタ オーナーシェフ 白井忠志さん

リストランテ ボッカデラベルタ オーナーシェフ 白井忠志さん
オーナーシェフでありホテルオーナでもある白井氏は、昭和33年狩野川台風の年に生まれ、大学卒業後、下北沢の今は伝説の名店【かくれんぼ】で洋食の修行をして25歳の時に、現在のお店の前身となるパスタハウスである【おもしろクラブハウス】通称おもくらをこの地にオープンさせた。当時はイタリアン料理の文化がまだ伊豆には浸透していない時代であったため、地元の野菜を使った【百姓スパゲティー】や、伊豆の魚を使った【お嬢スパゲティー】など、地産地消の面白いネーミングメニューなどで伊豆長岡のイタリアン料理の土台を築き上げた。
現在は名前を変えてボッカデラベルタとして、お客様を楽しませてくれている。

リストランテ ボッカデラベルタ

リストランテ ボッカデラベルタ
伊豆の食材にこだわり、季節の旬の食材をシェフ自らがチョイスし、こだわりを持ったここでしか味わえないメニューがたくさん!!! 特に伊豆長岡の温泉を使用したフォンドボー・フュメドポワソン・クールブイヨンは食通の舌も呻らせる。シェフの伊豆への愛情がたっぷり詰まったお食事をお楽しみ下さい。

『リストランテ ボッカデラベルタ』 の詳細はこちら

ワンポイントアドバイス ミラノ風カツレツ

ワンポイントアドバイス ミラノ風カツレツ
牛肉をたたいて薄く伸ばします。
次に塩・コショウ適量 小麦粉→卵→パン粉
たっぷりのオリーブオイルでカリッとするまで焼いてください。
薄く伸ばしたことで、オーブンに入れなくても十分に中まで火が通ります。付け合わせのラタトゥイユで使用している野菜はすべて地場産。 カツレツのトマトソースは温泉水を使ってます。

Vol.37 やすらぎの温泉宿 青木の坂 主人 鈴木彰治さん

Vol.37 やすらぎの温泉宿 青木の坂 主人 鈴木彰治さん
東京でゴルフのインストラクターをしていた時に家内と知り合い、19年前に結婚後、家内の実家である「青木の坂」へ来ました。現在では河津温泉旅館組合の組合長もしております。大規模なホテルや旅館と違いますのでご夫婦で力を合わせてお客様をお迎えし、ゆっくりと過ごしていただき温泉や伊豆のお料理を楽しんでいただけるよう心掛けております。伊豆の自然の中で育った野菜、特にわさびには思い入れがあり地元で採れる金目鯛のお料理とともにお客様にご提供しております。また河津町では、わさび丼の聖地“河津”から「泣けるグルメ」と称してわさびを利用したお料理や食品をご紹介しております。
是非、河津にお訪ねいただき、「泣けるグルメ」を食べてみて下さい。

やすらぎの温泉宿 青木の坂

やすらぎの温泉宿 青木の坂
良質の温泉、ゆったりとした客室、地元の食材を取り入れた夕食は地金目鯛メインに、四季折々の海の幸、山の幸を主夫婦がアレンジ致します。予約時に旬の料理や好みをお伺い致します。河津ループ橋を仰ぐ露天や内湯は貸切入浴可能です。

『やすらぎの温泉宿 青木の坂』の詳細はこちら

ワンポイントアドバイス:わさび丼

ワンポイントアドバイス:わさび丼
わさびは何といっても伊豆天城産のものをお勧めしております。
わさび丼は白飯の上に鰹節とわさびが乗ったシンプルな料理ですが、新鮮な伊豆天城のわさびを空気をよく含ませるようにゆっくりと練りこむようにおろしてください。
小さな容器にふたをして2~3分置くと辛味・風味が増します。
熱々のご飯にのせてお召し上がり願います。

Vol.36 ABBA RESORTS 坐漁荘 料理長 井戸伸治さん&山本晋平さん

和食料理長 井戸伸治さん

伊東生まれ伊東育ち、学校を卒業して伊東市内の旅館で板場の世界に入りました。その後東京のホテルで2年ほど和食の修業し伊東へ戻り坐漁荘に来ました。こちらで十数年になります。できるだけ地元の素材を生かしながら物のいい食材を取り寄せてお客様にご提供するように心がけています。特に和食は出汁が基本になりますのでこだわりながら作っています。当館では海外からのお客様も多くご宿泊されますが本当の日本料理、伊豆の料理を召し上がっていただけるように特にご要望がなければ、あえてメニューを変えずにご提供させていただいております。平成26年には「ふじのくに食の都づくり仕事人」の表彰もいただきましたのでその名に恥じないように努めてまいります。

 

和食料理長 井戸伸治さん

洋食料理長 山本晋平さん

中学生のころから料理人になることを考えていました。料理で人は幸せになれるのではと思っていました。海外から日本を見たいとも考えておりましたのでドイツに行き修行を始めました。帰国し東京京橋のイタリアンレストランに勤務しました。東京は料理の素材が何でも手にすることができますが旬の素材、地元の素材を生かした料理を作ることが料理人として大事なのではと思い地方での仕事する事を考え、栃木県那須高原のホテルで野菜の育成の仕方などを学びながらフレンチの道へ入りました。直近は長崎県雲仙のホテルに勤務しておりました。伊豆へ来たのは今年の4月からになります。現在ランチはアラカルトが中心ですが手軽に召し上がっていただけるフレンチのコースもご準備したいと思っています。

 

洋食料理長 山本晋平さん

ABBA RESORTS 坐漁荘

ABBA RESORTS(アバリゾート)の日本第一号のリゾート「ABBA RESORTS坐漁荘」。伝統美が馥郁と香り立つ建物は日本文化そのもの。日本情緒を心ゆくまでご堪能いただけます。本館19室、敷地内には露天風呂付のヴィラ11戸とフレンチレストランなどもあるABBAレストラン棟を備えるリゾート。和食・フレンチ・鉄板焼きのいずれかを選ぶご夕食も人気。また、4月に新しいシェフが着任し、レストランのランチメニューの充実もしてまいります。ご期待願います。


『ABBA RESORTS 坐漁荘』の詳細はこちら

お料理教室:ワンポイントアドバイス

焼き魚 当て塩とふっくらがポイントです。

焼き魚 当て塩とふっくらがポイントです。

生魚を焼くときに最初に少量の振り塩(当て塩)をして10分~15分しますと水分が出てきますのでそれをクッキングペーパーでふき取り、改めて塩を振り味を付け焼きます。余り焼き過ぎないようにするのもふっくらとした食感を出すポイントです。慣れない方は竹串などで焼け具合を見るようにするといいと思います。

Vol.34 稲取温泉 食べるお宿 旅館 はまべ荘 若主人・板長 鈴木弘康さん

Vol.34 稲取温泉 食べるお宿 旅館 はまべ荘 若主人・板長 鈴木弘康さん(調理師・栄養士)
 栄養士になり横浜の病院に勤務して、27歳の時に実家の旅館に戻ってきました。
病院時代の板前さんにはフランス料理のシェフやお蕎麦屋さん出身の方がいて、拘りのあるお食事を提供する病院であったため幅広い調理の技術を教えていただきました。勿論、治療にあわせた栄養士としての経験も積ませていただきました。 
 実家に戻ってきてから病院時代の看護師長さんから『患者さんがご旅行されたいんだけど普通の旅館の食事を食べることが出来ないので鈴木さん、対応してくれない!』と依頼されてお引き受けしたのが始めでした。ご病気の方にも本物の金目鯛や伊豆の食材を楽しんでゆっくり源泉かけ流しの温泉を楽しんでいただきたいと思い今日に至っております。
 糖尿病食、腎臓病食、透析対応食や各治療食でのおもてなしに工夫を凝らしております。各治療食をご要望のお客様にご満足とご安心して頂ける様、厳密な栄養価計算で通常の料理と比べても遜色ない様に見た目も配慮も効かせた対応食をお出しいたします。
 疾患対応食にてご宿泊をご希望のお客様はご予約の際、各疾病の有無、ドクターの食事に関しての指示内容をご相談願います。

稲取温泉 食べるお宿 旅館 はまべ荘

稲取温泉 食べるお宿 旅館 はまべ荘
伊豆稲取漁港水揚げ金目鯛=稲取産金目鯛をお客様へ、食膳を飾る金目鯛は、稲取漁港鮮魚競り場で浜買いして自らが捌く本物の稲取金目でお客様の食膳を彩る源泉かけ流し温泉宿。稲取金目一筋に創業三十八年。是非、本物の味を食べにお越し願います。

『稲取温泉 食べるお宿 旅館 はまべ荘』の詳細はこちら

お料理教室:減塩お料理アドバイス

お料理教室:減塩お料理アドバイス
①伊勢海老の鬼柄焼き、生のイセエビを一度ボイルしてから焼き最後に薄味で味を整える。

②お吸い物、海で育った素材でなくシジミを使って作ります。ショウガ汁を少し入れることで口当たりがよく味がしまり美味しく召し上がれます。

③焼き魚、焼く前にカボスの汁を薄く塗って最後に少量の塩を振る。
いずれも薄塩だと味がぼけてしまいがちですがひと手間加えて美味しく召し上がってください。

Vol.33 リストランテ ラ・ヴィータ・エ・ベッラ伊豆高原 シェフ 小関 雅彦 さん

Vol.33 リストランテ ラ・ヴィータ・エ・ベッラ伊豆高原 シェフ 小関 雅彦 さん
 東京出身で最初に仕事をしたのは都内のスーパーに就職し鮮魚担当になりました。この食材がどんな料理になるのか気になり、またフランス料理のシェフの高い帽子がカッコいいなと憧れ20歳の時に転職し料理の世界に入り7年間フレンチを、その後イタリアンへ移り20年になります。イタリアは南北に長いのですが中部のトスカーナ地方の料理が好きで今も中部から北部の料理を得意としています。

 伊豆高原ミッシェルガーデンコートには開設の時に来ましたのでもうすぐ10年になります。初めて来たときにはこんな細い道のところでほんとに大丈夫?と不安に思いましたが、住めば都、自然や温泉などいいものがいっぱいあるなと思いましたし、伊豆には色々な食材があり食材巡りをしたり、せっかくあるんだから地元の食材どうやって使うのか、素材を活かすお料理を考えてお出しするのも楽しませてもらっています。

 休みの日には玉葱・大根・かぼちゃなどの野菜やハーブなどを作り家内と家庭菜園を楽しみながら伊豆を満喫しております、自身の好きな仕事を続けることが出来て幸せだなっと思っています。

リストランテ ラ・ヴィータ・エ・ベッラ伊豆高原

リストランテ ラ・ヴィータ・エ・ベッラ伊豆高原
自然豊かな壮大なオーシャンビューの高台にあるプライベート空間。年間100組を超える結婚式や披露宴、そしてディナーショーやパーティーなどが開かれるリゾートを堪能できるレジャー施設・美術館カフェなど気軽に訪れることのできる人気のスポットにあるイタリアレストランです。

『リストランテ ラ・ヴィータ・エ・ベッラ伊豆高原』の詳細はこちら

お料理教室:鶏肉と野菜の赤ワイン煮(イタリア・トスカーナ地方料理)

鶏のもも肉を1/4大に切り、塩・コショウを振り小麦粉をまぶしてフライパンで焼き色が付くまで焼きます。
野菜は家庭にある玉葱、人参、茄子、ピーマン、ジャガイモ、キノコなどを一口大に切り大き目の鍋でオリーブオイルを入れしんなりするまで炒めます。
そこへ焼いた鶏肉と赤ワインをいれ強火でアルコールを飛ばしてから水とホールトマトの身を潰して入れ、蓋をして中火で10分~15分煮て水分を飛ばし、最後に弱火で10分ほど煮詰めて出来上がりです。

ポイント
①鶏肉は焼き色が付くまで焼く
②アルコールをよく飛ばす
③蓋をして煮る。
④ホールトマトが無い場合は生トマトをサイの目に切って煮ても可。

材料
鶏もも肉1枚、野菜合計100g、赤ワイン100cc、ホールトマト詰め1/2缶、水100cc
鶏肉と野菜の赤ワイン煮

Vol.29 伊豆稲取温泉 磯の宿 石花海 板長 小野寺 久男さん

Vol.29 伊豆稲取温泉 磯の宿 石花海 板長 小野寺 久男さん
出身は埼玉で、18歳のときより板場に入りました。きっかけはいとこのお兄さんでした。
石花海は目の前に海が広がっていますので、稲取名物の金目をはじめとした水揚げされたばかりのお魚を中心にメニューを作っております。
女将さんや、若いスタッフ達から聞いたお料理のリクエストはすぐに作って味見をお願いしています。和食だけでなく、色々な料理に挑戦してみんなの意見を聞きながら、引き出しを増やしています。当館は女性のお客様も多いので、デザートも力を入れております。特にクリームブリュレは大変好評をいただいております。
 手間を惜しまずに、お客様にお料理を楽しんでいただけるよう工夫をしています。

伊豆稲取温泉 磯の宿 石花海

伊豆稲取温泉 磯の宿 石花海
「石花海」とは伊豆の海底に広がる海の丘の事。豊かな浅瀬はお魚たちの格好の棲み家です。
「石花海」ではお客様にも海に抱かれたようなおおらかな気分でお寛ぎいただきたいと思います。

『伊豆稲取温泉 磯の宿 石花海』の詳細はこちら

ワンポイントアドバイス 金目の煮付け

金目の煮付け
こってりした味付けのほうが金目と良く合います。

霜降をした金目を酒、醤油、みりん、砂糖を1:1:1:1で煮付けます。
沸騰するまでは強火にしておき、沸騰後は蓋をして弱火で吹き零れないようにします。
煮えたらすぐに食べるのが一番美味しいです。
また、煮汁は捨てずに冷蔵庫で保管して、煮汁を継ぎ足し継ぎ足し使うと旨味が凝縮され、さらに美味しくなっていきます。

Vol.27 ニューさがみや 桐生博文 さん

Vol.27 ニューさがみや 桐生博文 さん
出身は群馬県の前橋で、18歳から板場に入りました。ニューさがみやへは、開業に合わせ昭和60年に入りました。板場を預かるようになって10年位たちますが、当ホテルのお客様は滞在利用も多く、リピート率も過半数を越えているため、何度ご来館いただいても飽きさせないお料理の演出を心がけています。彩りや季節感、地産地消はもちろん、手間を惜しまずお客様に楽しんでいただけるような工夫をしています。私たちはお料理を作りますが、実際にお料理が完成するのはお客様がお召し上がりいただくときだと考えていますので、調理場だけでなく、客室係やフロント含め全員で演出できるよう、料理についての試食説明会を開いています。お献立に楽盛り、季節物、本日のお勧め肴を入れて、それを係りからご案内するチャンスにさせていただいております。そうしたスタッフやお客様とのコミュニケーションを通してお客様から教えていただくことも多いです。また、若手の育成も頑張りたいと思います。和食は無形文化遺産にもなっているので、若い子たちを大事に育てて将来を嘱望される職人にしたいですね。

ニューさがみや

ニューさがみや
当館の多様な天然温泉の中でも「走り湯」は古来より三大古泉のひとつに数えられる由緒ある源泉です。大浴場や貸し切り露天風呂は全てオーシャンビューとなっておりますので、水平線や月明かり、そして立ち昇る朝日を温泉に浸かりながらご覧いただけます。壮大華麗な相模灘とともにお楽しみください。

『ニューさがみや』の詳細はこちら

お料理ワンポイントアドバイス

お料理ワンポイントアドバイス
にしんそば 大和芋のアレンジ
そば米を炊いて大和芋と和えます。それを湯がいたそばに乗せると口に入れたときにそばの香りがさらに弾けるようになります。

桜海老しんじょのお吸い物
卵仕立てにするとまた彩りが綺麗になります。

Vol.26 割烹 きよ仲 安達裕彦 さん

 高校を卒業して2年間大阪で修行をしました。その後伊東へ戻ったので、お料理のことに関しては父親にほとんど教わりました。料理の師匠でもあり、父親でもあるので仕事に甘えはありました。今思うとはずかしいばかりです。父が亡くなってから仕事に対してきちっと向き合えるようになりました。
 今の和食は創作的な要素が多くなりました。ユネスコ無形文化遺産に登録されたり、昔教わった調理法から科学的根拠に基づいた調理法に変化していますし、ひとりで仕事をしているとどうしても見方が偏ってしまうので、外のお店で食べて、見て勉強するようにしています。
 これからは若い人たちにも和食に親しんでもらえる様、発信をしていきたいと思っています。伊東湯のまちバル(次回11月8日・9日開催)へ参加したことは若い人たちにもこういうところに足を運べる機会、いいきっかけになると思いました。
何かお祝いがあるときとか、自分へのご褒美として、落ち着いて美味しいものを食べたい時「きよ仲」を思い出して欲しいですね。


Vol.26 割烹 きよ仲 安達裕彦 さん

割烹 きよ仲

割烹 きよ仲
季節の旬な素材で調理した会席料理・天ぷら・一品料理など、天ぷら・割烹・地魚の店 きよ仲 でお楽しみください。

『割烹 きよ仲』の詳細はこちら


お料理アドバイス

お料理アドバイス
だし汁の黄金比は8:1:1!
簡単においしいだしつゆが作れるのでぜひ使ってみてください。


材料 だし ・水500mlに対して
      ・昆布 はがき大くらい
     ・かつおぶし 一握り(15gくらい)

ペットボトルやボウルに水を張って、冷蔵庫に一晩。時間がない場合は昆布を刻んで、水に浸して常温で3時間も置けば十分です。昆布のだしが出たら取り除き、後はもう市販のかつおぶしを沸騰する前に入れて濾します。だしつゆは先に作っただし、しょうゆとみりんを8:1:1で合わせます。これからの季節、秋茄子の揚げ浸しがおすすめです。しめじや春菊等も湯がいて、水気を切ってだしつゆに付けておけば簡単においしく食べられます。


Vol.25 熱海温泉 古屋旅館 調理長 種田和義 さん



 宮崎県西都市の出身で、熱海の名門旅館起雲閣から板場に入りました。そこから色々な旅館を経験し、古屋旅館には12年ほど勤めています。
 女性を意識したメニューづくりを行っています。地元の素材をなるべく使用して、春には特産品である”橙”を活用した献立を作ったり、洋食に使われる素材も取り入れるようにしています。違うジャンルの食材を使ったほうが新しい発想が浮かび、料理の幅が出ますし、見た目にも変化が出ておもしろいと思います。
 新人の教育にもかなり積極的に取り組んでいます。若い人でも将来頭として仕事ができるように、ステップアップができる仕事場をつくり、多くの料理長を輩出しています。
 古屋旅館から巣立った人達の活躍が伊豆を盛り上げてくれるのを楽しみにしています。

Vol.25 熱海温泉 古屋旅館 調理長 種田和義 さん

熱海温泉 古屋旅館

熱海温泉 古屋旅館
古屋旅館のシンボル『武田信玄屋形門』は黒澤明監督の映画「影武者」で使用されたもの。
熱海七湯のひとつである『清左衛門の湯』に浸かりながら悠久の歴史に想いを馳せるひとときを
お楽しみください。

「熱海温泉 古屋旅館」の詳細はこちら

揚げ煮 ワンポイントアドバイス

揚げ煮 ワンポイントアドバイス
ご家庭でつくりやすいように市販のめんつゆを使ったメニューです。
盛り合わせても、それぞれを一品としても簡単に楽しめるお料理です。


【材料】
 鶏肉・茄子・人参・厚揚げ・だし・めんつゆ(今回は2倍濃縮のものを使用)

 ・だしとめんつゆは3:1の割合で合わせる。これが煮汁になります。

 ・鶏肉:片栗粉をつけ揚げた後、鍋でやわらかくなるまで煮汁でゆっくり炊く。

 ・茄子:皮に切り込みを入れ低温で揚げる。温かいうちに冷めた煮汁につけておく。
  (茄子は皮付きで大丈夫です。皮を剥いたら見た目が涼しげになります。)

 ・人参:千切りにして霜降りをした後、煮汁でさっと炊く。

 ・厚揚げ:さいの目に切り、油切りをした後に煮汁を沸かしてから入れて温める。

Vol.24 湯ヶ島 たつた 料理長 小池英彰 さん

料理長 小池英彰 さん


修善寺で生まれ育ち、料理人を目指して東京・赤坂の料亭で修行しました。その後伊豆に戻り、いくつかの旅館などを経験し、現在湯ヶ島たつたの板場に立っております。

湯ヶ島たつたでは三島野菜や川魚など季節と地物にこだわった食材を使い、お料理と川床の雰囲気の両方を楽しんでいただけるよう、心配りをしております。

名物わさび鍋は食材との相性を考えただし汁を使用し、わさび田「伊豆屋」さんから毎日届けられる天城地産のわさびをのせて召し上がっていただきます。さっぱりとしたみぞれ風のお鍋で、お客様から大変ご好評をいただいています。
また、5月末から旅館のすぐそばでゲンジボタルが飛びはじめ、運がよければ川床へ遊びに来たホタルと会えるかもしれません。

水のみち 風のみち 湯ヶ島 たつた

湯ヶ島『たつた』は山と渓流の心なごむふる里の宿です。

伊豆で唯一 「伊豆川床」

迫力の猫越川で満点の星を眺めながら、
川床料理をお楽しみください。


水のみち 風のみち 湯ヶ島 たつた」の詳細はこちら
伊豆で唯一 「伊豆川床」

わさび鍋ワンポイント

わさび鍋
1.だし汁と食材を調和させます。
  お鍋は二番だしを使用します。だし汁と食材がなじむように鍋のメインが鶏であればとり皮や、
  海鮮であればエビやホタテ  など先に一回くぐらせます。
  顆粒だしでも同じように、メインの食材と同じ味をくぐらせることで味が浮かなくなります。

2.是非、生わさびを使用してください。
  わさびは温まると辛味が和らぎ、風味が残ります。風味を楽しむためにも生のわさびを
  使用してください。

Vol.23 すみよし館 料理長 久松 典秋 さん

すみよし館 料理長 久松 典秋 さん
 
 幼い頃から料理が好きだったこと、三島市出身で伊豆の魚が好きだったので、15歳から板前になりました。
 湯ヶ島にありました東府屋旅館から板場に立ち、一度すみよし館の前身で勤務した後、沼津の東急ホテルを経て、すみよし館の板場に戻りました。
 すみよし館では海鮮しゃぶしゃぶ、お造り、金目を油で揚げたあんかけなどを中心にお肉料理や炊き込みご飯など10~13品のお料理をお出ししています。
 安心安全な産地の食材、特にお造りは近海で獲れた魚をこだわって使用しておりますので週に一回は沼津の魚市場に通っています。
 また、食物アレルギーの方への対応にも気を配っております。最近はアレルギーも多様化しておりますので、お客様が安心してお料理を楽しんでいただけるよう細心の注意をしています。

水庭の旅籠 すみよし館

水庭の旅籠 すみよし館
館内の中庭には樹齢80年になる梅が春になると花をつけます。ロビーには
池があり、流れる水の音を聞きながらゆったりとした時間を過ごせます。

「水庭の旅籠 すみよし館」の詳細はこちら

ワンポイントアドバイス 鯛頭のかぶと煮

ワンポイントアドバイス 鯛頭のかぶと煮
ご家庭でも挑戦できる鯛頭のお料理です。

ポイントとして

①しょうがを入れるタイミング
 しょうがをまるまるそのまま使用する場合は最初に入れます。
 スライスまたはすりおろしたしょうがを使用する場合は最後に入れます。

②煮物と煮付けの違いは、
 味の染み込ませ方
 煮付けは濃い味付けをし、短時間でグッと味を閉じ込めます。
 煮物は薄味でゆっくり時間をかけて味を染み込ませていきます。

 

Vol.22 オーベルジュ 花季(HINAGOYOMI) CHEF 坂本 明恵 さん

Vol22 オーベルジュ 花季(HINAGOYOMI) CHEF 坂本 明恵 さん
熱海出身で社会人の第一歩はグラフィックデザインの仕事をしていました。祖母が熱海で料理人をしていましたが、退職をした時に「おばあさんの料理をまた食べたい」というファンの方が多く、平成元年に伊東で料理旅館を開業することになりました。私も手伝う為、ペンを包丁に変え伊東に来ました。最初の頃は海老やイカの皮剥きで手が荒れたのを覚えています。新規開業の旅館でしたから自ら飛び込みで東京の旅行会社に営業をしましたが、「2部屋の旅館」という部分で門前払いを受けた事も多く経験しました。そんな時に本格的な懐石料理の板前さんに出会い、懐石料理の基礎を教えて頂く機会に恵まれました。基本を教えて頂いた後はおばあさんの味が染み込んでいる自分の舌を頼りに、自分なりの懐石料理を考え、お客様にお出しをさせて頂きました。平成21 年に日本オーベルジュ協会から「和のオーベルジュ」として入会を勧められ「オーベルジュ 花季」として再出発を致しました。お料理はコースで味わって頂くことを大事に、コース全体での調和を考え、見た目の美しさや家庭的な雰囲気を感じて頂きお客様に楽しんで頂ける料理を作ることに努めております。そして、「料理は人が間に入って美味しくなる」と思っています。私共では81 歳の母がサービスをさせて頂く事で、私の料理をより一層お客様が楽しく、美味しく召し上がっていただけるオーベルジュです。

オーベルジュ 花季(HINAGOYOMI)

オーベルジュ 花季(HINAGOYOMI)
1日2組限定のオーベルジュ

和と洋が融合するジャパニーズ・モダンな空間が心和ませる宿。客室は、古代桧風呂を
備えた二部屋のみ。料理は和食の枠にとらわれず、 おばあちゃんの家庭の味をベースに
新しい感覚を取り入れた懐石料理を心がけております。
静かな川沿いに建つ小さなオーベルジュです。

「大人の隠れ宿 オーベルジュ花季」の詳細はこちら

ワンポイントアドバイス 金目のカルパッチョ

ワンポイントアドバイス 金目のカルパッチョ

伊豆で漁れる代表的な魚 金目を使った
ご家庭でも簡単に作れるお料理です

ポイントとして

①季節の柑橘系の汁を使う
 1月~3月頃は、ゆず・橙などの季節もの
 をお使いになるとよろしいと思います。

②盛り付けに一工夫
 立体的に盛り付けましょう。
 お皿に絵を描くよう、ビジュアルにも気配りす
 ることがお料理を美味しくすると思います。

③人が間に入って美味しくなる
 お料理を作られた方と、召し上がる方が楽
 しく食事をする事が「大切なことだと思います」