伊那下神社 - まつざきそうちんじゅいなしもじんじゃ


説明

松崎の牛原山に神代より鎮まり居ます伊那の大神

建暦元年の文書は「仁科庄松崎」とあるのをとって、仁科は西伊那の約であるとの説。
「いな」は新羅に帰化人で造船術に巧みな猪名部一族がこの地にやって来て、船舶の建造に従事したことをもって、その集落を猪名といっていたとの説などがあります。ところが、後に伊那と変わり港湾を伊那湾と呼び、伊那湾の下方にある当社を伊那下神社と称するようになりました。

この神社は古くから航海安全の目標とされ、漁業に携わる人は海の幸を願い、地元のみならず駿河路を行き来する旅人の信仰を集め、源頼朝をはじめ武家の崇敬も篤く、多くの寄進もありました。

宝物
伊那下の大額(山岡鉄舟の書 入江長八漆喰仕上げ)
長八が背景を大理石に見せて漆喰したもので、その字は、稲の穂を束ねた筆で豪快に書かれた様子が窺えます。明治八年、山岡鉄舟参詣の折、書したものです。

入江長八が神社の由緒にちなみ神功皇后と竹内宿禰との三尊像をつくって奉納した作品で、その手法は漆喰に着色、目には玉眼を用いて、髪には毛髪を植えた人形である。特に顔が美しく幕末の人形師の作風を伝え、長八の遺作中この種のものは唯一の作品できわめて優秀なものである。

天然記念物 親子いちょう
拝殿前には目通り八メートル、枝張二十五メートル、樹高二十二メートル、樹齢約千年の母いちょうがあり、ほかの日本(父いちょう・子いちょう)とあわせて、通称「親子いちょう」といわれています。秋の広葉の季節には、沖ゆく船が目標にしたと伝えられ、空一面に黄色い雲のようにおおい、一大美観をあらわします。

龍谷水神社
神代から2匹の龍に守護されてきた御神水 健康と知恵の気をいただこう。
湧水:神明水  
龍谷水神社から湧く水を神明水と言います。健康長寿の泉とも呼ばれ、息災を願う熟年世代の方に特に人気があります。境内の傍らから出る水はすがすがしく透き通っており、口に含むとまろやかな甘みでお茶や珈琲が美味しくなると、皆様が汲みに来られます。


スポットの情報

名  称松崎総鎮守 伊那下神社
電話番号090-7919-7780
FAX0558-42-2268
住  所〒410-3611
賀茂郡松崎町松崎28
駐 車 場
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