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《つるし飾り雛》 韮山反射炉 蔵屋鳴沢「反射炉館」で開催中

平成27年7月に世界遺産に登録された『韮山反射炉』に隣接のする 《蔵屋鳴沢》

《蔵屋鳴沢》の特別展示場(反射炉館)では、ひと足早い初春のたより『つるし飾り雛』の展示を行っています。




この展示を開催しているのは、 地元主婦グループ「和布遊半(わふゆうはん)」 の皆さん。
このグループの最高齢者は、なんと83歳(写真右上の方)。肌のつやもよく、元気なお方でした。
そして、写真右下の方が、代表の近田さん。



このグループ「和布遊半」は、発足して12年。一年を通じて、つるし飾り雛や手作り小物の創作活動をされているそうです。

同じ小物でも、布柄の組み合わせを考える楽しみがあり、指先を使う作業なので、その甲斐あってか、グループの皆さんは、若々しく元気だと仰っていました。



近田さんがちょうど作っていた小物は、来年の干支 『酉』 です。
まだ、所々にマチ針がついていますが、ひとつ作るのには一日ちかくかかるそうです。

ひと針ひと針、思いを込め・・・
それを見てもらう喜び、そして笑顔で買っていただく喜び・・・

金額ではなく、お客様の笑顔を見たくて活動されているそうです。

グループの皆さん、とにかく元気で笑いが絶えません。(でもしっかりと、指先は動かしていました)

もともと、女の子用 つるし飾り雛ですが、

もちろん男の子バージョンの 『端午の節句のつるし飾り』 もありました。
このグループが発足してまもなく、男の子用も作ってほしいとの依頼があり、つくり始めたそうです。





今回の展示している「つるし飾り雛」は、大小含めると500本以上。小物を含めると300種類以上の作品をご覧いただけるそうです。もちろん展示販売していますので、気に入ったものがあればお買い上げいただけます。



いろんな表情があり、見ているだけで楽しくなります。
その間にも、新しく出来上がった作品を次々と棚にならべていきます。
日ごと趣が変わっていくそうです。

2017年4月20日(木)までの開催で、開館は、午前9時30分~午後4時30分 (入場無料)です。

《和布遊半》の皆さんは、会場の片隅っで、黙々と作業していますが、気になることがあれば、優しく教えてくれますので、声をかけてみては・・・

そして・・・ 韮山反射炉の「江川坦庵公」といえば、パン祖としても知られています。

ということで、
反射炉物産館の入口正面においてあった 「パン祖のパン」と「反射炉あんぱん」を購入



『パン祖のパン』
小麦粉の味がしっかりしていて、歯ごたえのあるパンです。原材料は小麦粉(全粒粉)・塩・米糀(こうじ)の3種のみで、二度焼き製法で水分を少なくし、170年前当時、兵糧用としてつくられた坦庵公のパンを再現しています。

『反射炉あんぱん』
お茶を練りこんだパン生地に甘さ控えめの小豆あん。パンの表面はカステラの表面のようなカラメル状の甘さがあり、生地は小麦粉の強い蒸かし饅頭のような歯ごたえです。

この時期、園内は紅葉もきれいです。
ぜひお立ち寄りください。



 

伊豆フル編集部5