画家高野良之助さんのご家族さま ご来店ありがとうございます。
2020年8月31日
一汁三菜 女将です。
例年より暑さが厳しい8月。あっという間に最終日ですね。
本当に、本当に、暑かったですね。伊豆に移住し、8度目の夏ですが、こんなに暑かったのは、初めてでした。
昨年の夏、渚町のこの家にご縁があり、移転を決意しました。半世紀ほどの歳月を重ねた元別荘。大きな家ではありません。年齢を重ね、不動産価値はないと査定される家ですが、欄間、襖絵など、当時の職人、画家さんの
仕事が残る、ちょっと贅沢な物件です。
一汁三菜としてはこのちょっとなごめる雰囲気、手作り感が気に入っています。
2階の10畳間は、川奈在住 故高野良之助さんが、この部屋で描いた伊東港の作品を襖に貼った襖絵と2種類の欄間が特徴です。5か月ほど前、伊豆新聞さんに記事にして
いただきましたが、この記事を観て、高野さんのご家族にご来店いただきました。
襖6枚に描かれた、伊東港。しかも、襖を変えても作品が残るよう、描いた絵を襖に貼った凝った造りの襖絵です。高野さんは、絵を差し上げることが多く、ご家族の手元にあまり作品が残っていないため、喜んでいただきました。この襖絵を描いた高野さんの人生に、少しだけ触れたような楽しいひと時でした。ありがとうございました。
この部屋は、民泊、イベント、ギャラリー、展示会などに使っていただきたいと考えています。ご来店いただければ、ご案内いたします。お気軽にお声かけください。